用語集

用語索引

 今や世界は神醒術の発達によって、その有様を大きく変えた。
 神醒術士にとって情報は武器。
 君たちが時代を渡るためにいずれ必要となるであろう知識の一端を、ここに記載する。

>>A~Z >>ア行 >>カ行 >>サ行 >>タ行 >>ナ行 >>ハ行 >>マ行 >>ヤ行 >>ラ行 >>ワ行

■A~Z

●SI素子
 神醒術士が神々を顕現するさいに必要となるリソース。
 情報を構築する、基本的に「不安定」な因子であり、世界中に(空間にも人体にも)溢れているとされる。
 脳内情報を構築するSI素子と、空間に漂うSI素子とを回路で繋ぐことで、脳内に描いたイメージを顕現できる。
 ただし具現化する情報の強度は、その情報を認知している人数に比例する。また、もととなる情報が人々に多彩な認識をされているほど、術士の認識に応じた臨機応変な具現化が可能となる。
 ゆえに、神醒術にとってもっとも都合のいい具現化の対象は、以下の条件を満たすものだ。
 1.多くの人々が認知しているもの
 2.人によって定義が異なるもの
 SI素子のもっとも価値ある利用法と言われているのが、神格(ユニット)――俗称ドレッドノートの顕現である。

■ア行

■カ行

●神醒術士(キャスター)
 神格や神律を顕現する能力を持つ、異能力者たちの総称。

●ゲート
 神醒術士が片耳に装着する、情報顕現サポート用のイヤフォン型デバイス。古い世代の人間からは、情報具現器とも呼ばれる。
 耳の“神門”と呼ばれる重要器官から脳内にある情報(SI素子)を引き出し、世界に漂う情報と繋ぐ。
 多くの場合、所属する組織から支給される。

●《原典》
「終末規定」を唯一、回避・超越する秘術が記さているとされる『なにか』。すべての神話の起源であると言われる。
《原典》が眠っている場所は、唯一「終末規定」から外れた神話を持つとされる極東の国、日本という。

●神律(コード)
 神醒術士が顕現する「神話上の奇跡」。
 初歩的な神律は、音、匂い、火、氷、電気など神格の力を一部顕現するだけだが、高位の神律は、火山噴火、海の断割、昼夜逆転といった天変地異をも引き起こすとされる。
 神律はドレッドノートには含まれない。

■サ行

●終末規定
 多くの神話に残されている、共通の描写「世界の終末(あるいはそれに準ずる記載)」のこと。
 現代においてそれは、もはやフィクション上の表現にすぎないと認知されている。しかし、神醒術士たちの中には遺伝子に刻まれた深層記憶により、終末が実際に起こりうる未来であると感覚的に知っている者もいる。

●神醒学
 英語表記では、Alcalogy。
 SI素子と情報の顕現について広く研究する学問。情報学の一派であるという考えと、情報学の根幹であるという考え、既存の学問とは大きく異なる新たな学問という考えが存在し、いまだ決着はついていない。

■タ行

●2人1組(ツーマンセル)
 神醒術士は、片耳にゲートを装着することで超常現象――神律の顕現ができる。これは数十年前からわかっていた事実だ。しかし近年、2人の神醒術士がそれぞれ左右の耳に1つずつゲートをつけることで、神格の顕現も可能になると判明した。
 2人1組体制においては、それぞれの脳が操るSI素子の共振率(シナジー)が重要となるため、2人の神醒術士は共に過ごす時間が長いほどよいと言われている。

●ドレッドノート
 神醒学上は「神格」と呼ばれている存在の俗称。
 かつて、はじめて神醒術士が神格を顕現したさい、研究者の一人が「これまで顕現していたものとは格が違う。まるで戦艦ドレッドノート級の誕生を見ているようだ」と口にしたエピソードに由来する。

■ナ行

●日本
 世界各国から《原典》を求めて神醒術士たちが集う、極東の島国。800万を超える神物で溢れかえっているとの伝説から、神醒術士たちにとっての黄金郷だとされる。

■ハ行

●バースト
 神醒術士が「世界の情報」と「自己の脳内」を結ぶことで起こる、SI素子の膨張・破裂現象。情報乱流化現象などとも呼ばれる。
 このとき術士は身体から光を発する。光の色は現す情報の系統によって異なる。
 ※burst=〈ドア・錠などが〉壊れ、開く/噴出する。

■マ行

■ヤ行

●神格(ユニット)
 神醒術士が顕現する「神」。
 人間が創りだした神話の共通ヴィジョンを基盤として外殻が構築されるため、位階の高い神格の容姿は人間に似ている場合が多い。
 俗称では、ドレッドノートと呼ばれる。

■ラ行

■ワ行